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トラック運送業界でもウーバー(Uber)のようなマッチングサービスは始まっている

ウーバー(Uber)というサービスをご存じでしょうか?

ウーバー(Uber)とはアメリカの会社がはじめたタクシーを配車するためのネットサービス(アプリ)です。

乗客とタクシーをリアルタイムでマッチングすることができます。

タクシー会社だけではなく、一般人でも登録することで自家用車で客を運ぶことができます。

客は携帯やパソコンから近所で空いている車を探すことができるのです。

日本でのウーバー(Uber)利用状況

ウーバー(Uber)は日本でも2013年から試験的にサービスを開始しましたが、2015年に国土交通省からの指導により一般人ドライバーによるサービスは中止されました。

なぜなら自家用車で客を輸送すると白タク行為として違法になってしまうからです。マッチングサービス自体は違法ではありません。

また一般人が空き時間でタクシー行為を行うと、タクシー会社の経営を圧迫するので業界からの反対の声も強いです。

しかし国家戦略特区諮問会議において、タクシーが不足する観光地や過疎地での輸送手段として「ライドシェア(相乗り)」を可能にする規制緩和が検討されました。

2016年には京丹後市でウーバー(Uber)の仕組みを利用して一般人による有償旅客輸送が開始されています。

現在は一部の許可された地域のみでサービスが提供されていますが、このまま規制緩和が進めば全国でウーバー(Uber)の利用が可能になると思われます。

運送業界への波及

アメリカでは既にタクシーだけではなく、トラックやトレーラーをマッチングするサービスが開始され多くの会員が登録しています。

日本でも同じようにトラックのマッチングサービスの提供を始めた会社がいくつかあります。

たとえばラクスル株式会社が開始したハコベルというサービスでは軽ワゴンから4tトラックまでの車両をリアルタイムで配車することが可能です。


実は運送業界はこれらのマッチングサービスが最も適した業界なのです。なぜなら規制がほとんどないからです。

トラックを所有しているのは運送会社です。一般人が所有しているということはありませんので白タク問題のようなことは起こりません。

運送サービスを提供する側は最初から全ての許可要件を揃えている状態なのです。

白ナンバーのトラックで他社の荷物を運ぼうとするケースもあるかもしれませんが全体としてはごく一部ですので影響は僅かです。


また運送会社と荷主をマッチングして手数料を受け取るサービスは「貨物取次業」ですので許可や届出は不要です。

(許可が必要なのは運賃からピンハネする「貨物運送利用事業」です)

システムを開発する技術さえあれば誰でも簡単に始めることが可能なのです。

今後の展開

現在、日本国内ではトラック運送をマッチングするサービスはそれほど普及していません。

運送会社は99%以上が中小企業でありIT化が遅れているだけではなく、新しいサービスを受け入れることに消極的というのが一番の理由と思われます。

しかし軽トラ1台で営業している個人事業主がマッチングサービスを利用することで今までよりもはるかに高い運賃を貰うことができたというケースも多いです。

小さな運送会社の場合、荷主との間に何社か挟んでいることがあるので非常に安い運賃しか貰えないことが多いのです。

しかしマッチングサービスを利用すれば荷主と直接やり取りができます。リアルタイムなので空車になってから、帰りの荷物を探すことも可能です。

今後はこれらのマッチングサービスを上手に活用できる運送会社が生き残っていくのではないでしょうか?


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