物流業界と運輸業界の違い
簡単にいうと運輸業という大きなくくりの中に物流業というものがあります。
物流業と運輸業の一番の違いは人を運ぶかどうかという違いです。
運輸業という場合は運送会社だけでなく航空会社やバス会社、タクシー会社などの旅客運送業も含めます。
物流業という場合は貨物のみしか運びませんので人(旅客)を運ぶ会社は含まれません。
国や省庁でのくくりでは貨物、旅客を運ぶ業界をまとめて運輸業としているケースが多いです。
運輸業
・物流業(運送会社、海運会社、倉庫会社)
・旅客運送業(航空会社、バス会社、フェリー会社)
注意しなければならないのはこれらの区分けはあくまで産業別に分けた場合の考え方であるということです。
物流の世界においては「運輸業」「物流業」という言葉はあまり使いません。「業」はつけずに「運輸」「物流」といいます。
そしてこの場合においては「物流」の中に「運輸」が含まれます。
なぜなら「物流」は保管や包装といった作業を含みますが、「運輸」は運ぶことだけを意味するからです。
産業として分ける場合と、業界内でつかう場合では意味が異なりますので注意してください。