輸送手段別の物流シェア・分担率(トラック、船舶、鉄道、航空)
物流業界でシェアを比べるときは会社別の場合は売上高(つまり金額)を参考にします。
しかし輸送手段ごとのシェア(分担率)を比べる場合には積荷のトン数(=トンベース)とそれに輸送距離を掛けたもの(=トンキロベース)の2つの数値を使うことが一般的です。
少し古いですが以下は全日本トラック協会の資料による2013年のデータです。年によってそこまで大きな差は出ませんので参考になると思います。
<トンベース(単位:千トン)>
トラック:4,345,753(91%)
鉄道:44,101(1%)
船舶:378,334(8%)
航空:935(0.01%)
<トンキロベース(単位:百万トン)>
トラック:214,092(51%)
鉄道:21,071(5%)
船舶:184,860(44%)
航空:967(0.2%)
※単位が変わっているので注意してください。
トンベースに比べるとトラックのシェアが落ちて、その他の輸送手段のシェアが上がっているのが分かると思います。
これはトラック以外の輸送手段は輸送距離が長くなる傾向があるため、距離を掛けることで数値が大きくなるからです。
トンベース、トンキロベースともにトラックには営業用と自家用(白ナンバー)が含まれています。
営業用と自家用の比率はトンベースが7:3、トンキロベースが8.5:1.5です。