物流業界の志望動機がない人のための例文【元人事が教えます】

物流業界の志望動機がない人のための例文【元人事が教えます】 物流業界の就職・転職活動

「物流業界の志望動機が思いつかない」
「具体的な仕事内容が全く想像できない」

新卒か転職かに関わらず物流企業への入社を考えている人によくある悩みです。

しかしちょっとしたポイントを押さえれば誰でもオリジナリティのある志望動機をつくることができます。

私が物流企業で人事をしていたときの経験をもとに例文などを交えて説明します。

エントリーシートでも面接でも応用できます。

絶対にダメな志望動機

まず最初にこれだけは絶対にダメという志望理由から説明します。ES(エントリーシート)に書いたり、面接で言ってはいけません。

就活系のブログを真に受けているせいなのか多くの人がやらかしてしまっているので気をつけてください。

これらを避けるだけでも他の応募者とは差別化することができます。

NGその1:「物を運ぶということを通して~」から始めてしまう

物流企業の人事が最も聞き飽きている言葉が「物を運ぶということを通して~」と言っても過言ではないでしょう。

応募者の大半がこのフレーズでESの志望理由を書き始め、面接でもこう答えます。

「マニュアルをそのまま写したんだろうな…」と残念に思われるのでやめましょう。

NGその2:「日本経済に貢献」「人々の生活を豊かに」

「物を運ぶということを通して~」に続きがちなのが「日本経済に貢献」「人々の生活を豊かに」という言葉です。

確かに物流は金融と並んで「経済の血液」と言われるくらいあらゆる業界や生活に関わる業界です。

しかしこれらの志望動機は壮大すぎかつ抽象的すぎです。それに物流以外の業界でも言えることです。

業界研究を全く行っていないのがバレるのでやめましょう。それに本気で日本経済に貢献したいなら起業したほうが良いのでは?と思われてしまいます。

NGその3:3PL(サードパーティーロジスティクス)という言葉を使う

物流について本やネットで調べても使えそうな言葉は滅多に出てきません。そんな中でも「3PL(サードパーティーロジスティクス)」は志望動機に使えそうなキーワードです。

3PLをすごく単純化して説明すると物流コンサルと包括的なサービスの提供です。しかし物流企業にいる人間でもしっかりと自分の言葉で説明できる人は少ないです。

せっかく知った言葉なので志望動機に入れたい気持ちは分かりますが、突っ込まれたときにきちんと答える自信がないならやめたほうが良いです。

私自身も物流企業で働いているとき「3PL」を誰にでも分かりやすく説明する方法はないか悩んでいました。

そのため面接官をしたときに「3PL」という言葉を出した応募者には具体的にどういいうことかを質問していました。参考にしたかったのです。しかしきちんと答えられた人はいませんでした。

あなたが大学で専門に学んだとか、前職で携わっていたとかでない限りは「3PL」や「サプライチェーンマメジメント」という言葉は下手に使わないほうが良いです。

物流業界の志望動機のつくりかた

ここからは物流業界での就職・転職活動でどのような志望動機をアピールすれば良いのか例文を交えて説明します。

「輸送」以外で志望動機をつくる

物流5大機能というものがあります。輸送、保管、荷役、包装、流通加工の5つです。物流企業の基本的な仕事内容です。

応募者もこれらに即した志望動機を送ってきます。中でも「輸送」に関する内容が最も多いです。

しかし多くの人が同じような志望動機となっており、採用側からすると「本当に仕事内容を理解しているのかな?」と不安になります。

もちろん本当に輸送を極めたいというなら問題ありません。そういう人の志望動機は分かります。しかし物流といえば輸送がメインだからという安易な理由ならやめたほうが良いです。

本気度を伝えることと差別化のためにも輸送以外で志望理由を書きましょう。

志望動機の例文

ここでは参考として包装にフォーカスした志望動機の例文を紹介します。

貴社の〇〇事業部で行われている包装設計に携わりたいです。
貴社のウェブサイトの□□の画像を拝見し、段ボールのみで重量物を固定し、安全に輸送できることを知り、私もそのような仕事で物流に携わりたいという希望を持ちました。
包装形態の設計には輸送中に商品を傷つけないことだけではなく、コストや環境負荷、梱包作業の行いやすさなども考慮する必要があると考えます。
これらの条件を満たす設計を行うために輸送や保管、荷役といった別工程の業務内容も貪欲に学びたいと思います。
そして貴社の□□のような高度な包装を設計し特許を取得できるような技術を身につけたいと考えています。

あとは自分の経験などを付け足して書けば良いでしょう。

美しい文章より大切なこと

例文を見て分かる通り、文章としては美しくありません。コンサル会社でこの文章を出したら上司にキレられます。

しかしどの業界でもそうですが志望動機に必要なのは「自分の言葉」です。どんなにまとまった文章でもマニュアルの例文を丸写ししたようなものではダメなのです。

自分のやりたいことの具体性と、その会社でなければダメなんだという熱意が伝わればそれで良いのです。

会社によって正しいとされる文章の書き方は異なります。なので志望動機の文章の構成がイマイチでも採用担当は「入社後にトレーニングすれば良い」としか思わないので心配しないでください。

ピンポイント過ぎる志望動機は注意

ただしあまりにピンポイントすぎる業務のみを志望動機にするときは注意してください。

例文でも「〇〇事業部の」と書いているので混乱するかもしれませんが、これはその事業部が大きかったり、同じような業務をする部署が全国にあることが前提となります。

全社員の1%くらいしか携わっていないような業務のみに的を絞って志望動機を書いてしまうと「そこに配属出来なかったら転職してしまうのでは?」と判断される可能性があります。

唯一無二の志望動機なんて作る必要なし

どんなに具体的な志望動機でも、その会社でしか実現できない内容だと思えるようなものにはなりません。

同じ業界であれば仕事内容は似ているのですからこれは当然です。

採用担当者もそれは分かっています。

自社に入るためにどれだけの労力を割いてくれたのか?ということが見えるかどうかが大切です。

美しい文章でなくとも良いので、その会社のためにどれだけの熱量をかけたのかが伝わることを意識しましょう。

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